地区年数
正しくは「【築】年数」。
これは文章作成ソフトと人間の頭の違いでしょうか。私の頭の中は「ちくねんすう」という一つのかたまりなのですが、ソフトは「ちく」プラス「ねんすう」と二つの要素としてとらえるのでしょう。「ちく」という音を漢字変換する場合、一般的な使用頻度は「築」よりも「地区」が高いでしょう。最初に「地区」と変換されてしまうのは無理もありません。
ところが私の辞書には「不可能」はありますが「地区年数」など存在しないのです。「ちくねんすう」と打ったら、もう築年数以外にはありえへんやろ、となってしまい見落とすわけです。文章の流れからして「築年数」というワードというものが頭にチラついているので、なおさらミスを見逃すわけです。
推敲するときは文の意味やお話の内容といったことを一旦、頭からご退出いただかないといけないようです。シンプルに「誤字を見つけるマシーン」に徹するか、「誤字検出ゲーム」に熱中するほうが恥をかかずに済みそうです。
ちなみにこの誤字、数年前に一次通過した某賞の原稿から見つかりました。二次通過できなかったのはこのミスのためではなく内容なのでしょう。ですが、もしかしたらあのミスさえなければ二次通過していたのかもしれないんだぞ、と勝手に思い込んで今後の推敲にのぞむことは悪いことではないはず。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます