20230728 横溝

合宿所のようなところに私はいた。

広い畳の部屋であり、そこに布団を敷いて雑魚寝をする。

なぜか私は木で出来た棚の上に寝そべっており、そこでノートに小説を書いている。


集合が掛かり、部屋を出ていくのだが、その際にノートを部屋に忘れてきてしまったことを思い出して、取りに戻る。


すると、ノートが開かれており、誰かが赤ペンで私のノートに書き込みをしていた。

『もっと明るい内容がいい。暗い』

ノートには赤ペンでそんな走り書きが書かれている。


私は、その走り書きを見て「そうか、明るい方がいいのか」と納得しかける。

しかしすぐに「いや待て、これは横溝賞の原稿だぞ。横溝が明るいわけがない」と自分に言い聞かせて、そのノートを閉じた。


すぐ隣のテーブルでは、すごい巨漢(北斗の拳のハート様みたいなやつ)がロブスターを食べていて、そのエビの殻がこっちへ飛んできていた。

なんだよ、汚いな。

そう思っていたところで、目が覚めた。

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