20230627 ナウトモ

 体が紫色に輝く謎の奇病が世界的に流行していた。

 その原因は富士の樹海で発見された紫色に輝く石にあるという。

 そんな話をエアコンの修理業者が教えてくれた。

 しかも、なぜかいる場所は病院の診察室。医師や看護師はひとりもいない。いるのは作業着を着たエアコン修理業者と自分だけだ。


 場面は変わり、三人で街を歩いている。

 ひとりは学生服を着ている。

 ひとりは会社の先輩である。

 学生服の方をよく見ると俳優の吉沢亮だった。


「最近、ナウトモっていうのが流行ってんですよ」


 吉沢亮が私に言う。


「ナウトモ?」

「そうっす。ナウトモ」

「何それ?」

「ナウの友だち。いま一緒にいる友だちってこと」

「へー」


 そんな会話をしていると、急に場面が変わりタキシードを着た吉沢亮が流行語大賞を「ナウトモ」で受賞していた。


 そこで目が覚め、慌ててスマホのメモアプリに「ナウトモ」と打ち込む。

 朝起きてから、この文章を書くまでの間、スマホのメモアプリに書かれた「ナウトモ」が何だったのか思い出せず……。

 夢を追うように書きはじめた途端に「ナウトモ」のことを思い出した。

 ってな感じです。

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