キノウミタユメ
大隅 スミヲ
20211221 ツリー
それは奇妙な夢だった。
巨大な木がそびえ立っていた。
樹齢何千年ともいえるほどの大きな木だ。
その巨大な木にロープを吊り下げ、人々はロープを登っていく。
木からぶら下がっているロープは複数あって、それぞれのロープを何人もの人が登っている。
そのロープは綱引きの綱のように太かった。
私もそのロープを一生懸命に登っていく。
ある程度の高さまで来た時、隣で登っていた人から話しかけられた。
「ランキングが落ちると、ロープも落ちるよ」
そう言われて、スマホを使って慌ててカクヨムのランキングを確認する。
画面を見た途端、ロープから手が滑って落ちていく。
地面に落ちるギリギリのところで何とか止まれたのだが、すぐ横のロープをすごい勢いで登っていく人がいた。
「コミカライズされたから」
その人はそう言いながらどんどん上まで登って行ってしまった。
そこで目が覚めた。
ランキングなんて気にしないって思っていたのに、夢で見るほど気にしてんじゃん……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます