第11話
今日も、俺の妹・・・彼女??は袋の中でだらだら過ごしている。
あれかる研究のお陰で、大きくすることも可能だった。その為、その力を活かして、食材を半分にし、片方は保存して、片方は大きくして食べると言うことに成功した。賞味期限があるので、食べれるもの期間は決まっているが、ほぼかからなくて済むようになった。
「お兄ちゃん、あーん」
「・・・」
「もう、私達付き合ってんだよ!!恥ずかしがらないよでよ」
「ご・・・ごめん」
パクッと口に入れる。
「美味しい??」
「うん」
俺は血の繋がった妹と付き合っている。と言うかこんな能力を持ってる妹は本当に血が繋がっているのだろうか?
「お兄ちゃん!!学校だ」
「そうだね。」
そして、妹は袋に入る。
ーーーーーー
「おはよう!!」
花さんが俺に向かって挨拶をしてくる。そしてクラスは一斉に俺を見る。
「おっ、・・・おはよう花さん」
「ちょっと、私達付き合ってるんだから、そんな他人行儀じゃ私嫌だよ。」
「で・・・でも、その花さん」
「あと、緊張しないでね、ね」
花さんはクラスでとても人気がある。そんな人に俺は付き合ってるのか、やばい吐きそう。
「ご・・・ごめんなさい」
「じゃあ、いつものしようか」
「えっ、何?いつものって?」
袋が当たって痛い。
「ふふっ、それはね」
えっ?俺の唇に当たった。
「はぁのまさはやちかまはら」
「ぇえー!!」
クラスから驚きの声が上がる。
袋が凄く当たって痛い。
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