クリスマスプレゼント

@hagemu-hagemu

第1話

今日は12月23日クリスマスイブイブである。



○んぐるべーる○んぐるべーるすずがなあるうー★

しー子は小学校でクリスマス会中だ。今クリスマスプレゼント交換をしている。

○っかなおはなの○なかいさんはいつーもみーんーなーのー○あらあいものーでもぉそのと      (先生のピアノの伴奏が止まったところで持ったプレゼントが自分のであるっ!!!)しーのくりすますのぉひー○んたっ!!!で止まった。

しー子にあたったプレゼントは地味なお爺ちゃんみたいな包装紙だった。なあんだこんなの嫌だな。

皆は良いなっ明るくて可愛いので。は~あ。      

落ち込んでいたらみっ子が様子を見に来た。「どうしたしーちゃん気に入らないの?」         当たり前じゃんこーんな暗い紙の嫌だ


中身見ないの?


見ーない。お祖父ちゃんにあげるよ。どうせお祖父ちゃんが喜ぶようなモノでしょ!   


そうかなあ?でも私のとは取り替えてあげないからね!

オレンジの可愛い包装紙のサンタさんの顔の柄のリボンのしー子が欲しがってるようなカッワユイプレゼントを持っていた。


いいなっいいなあ~っ!狡いよー!狡くないよっーだっ😁みっ子が死守する取り替えてあげないもん。いーやーだーねっ。

みっ子苺の所へ行ってしまった。


嫌だなっ。なあんでこんな変なのなんだろっ!                     ではみんなー帰りの会をするので、教室に戻って下さあい。先生が言う。

はああいっ!

皆プレゼントウキウキしながら持ってる!

ズルイズルイズルイはっら立つはっら立つはっら立つ

もういいよ!誰だよっこんなん選んだ奴ーっ!



明日は土曜日今日が今年最後の日だ。


むつみちゃんが一緒に帰ろうと誘ってくれた      うん!と言ってお祖父ちゃん用プレゼントはカバンにしまった。

お祖父ちゃんにあげよ


今日は何にも無いけど明日はクリスマスパーティーを家族揃ってする!イエーイ🙌楽しみだぜい。


ねえ通信簿良かった?むつみちゃんが悲しそうに聞く。

私Bばっかだったよ。         

むつみちゃんは良くなかったの?頭良いじゃんむつみちゃんは!

音楽がねCなのお母さんが全部Aじゃないと怒るんだ。

エーッそんな事が起こるんだ。家だったらそんな良かったら皆小躍り祭りだよ!←と声には何となく出したら悪いかなと思い心の中で驚いて言う。                  

むつみちゃん家は厳しいんだね。嫌だね。怒っちゃえば(地団駄踏みながら)音楽以外Aだよっ文句言うなーっ!って。

ハハハ。むつみちゃんが笑った。

親に会いたくないならさ今から家んち来る?お母さんが今日はお昼焼きそば作るって言ってた。来なよ!


いいよ緊張しちゃうから。ごめんね。

寒いねーっ!悲しく笑った。


じゃあさ、もし怒られて嫌な思いしたら来なよ!家のお母さんに守って貰えるよ。家の場所は分かるよね?8月に誕生日した家。

うん。分かるけど良いよ!大丈夫。平気だよ。しーちゃん優しいね。ありがとね。

しー子優しいなんて言われたこと無いからテンションが上がる!            

そおおお?嬉しいなあっ!言われた事無いよアハハハハ😄しー子上機嫌だ🎊                     

じゃあね!しーちゃん。うん。じゃあね~。

むつみちゃんは頭良いし綺麗だよー!

ありがと!しーちゃんは優しいし可愛いよー!


なあに言ってんの!

本当だよ~嫌だったら来てね!

はあい、ありがとうばいばーい   

ばいばああい!うふふ*ウレシイー優しくて可愛いだって~!!!

お祖父ちゃんお祖母ちゃんにしか言われないよー。か・わ・い・い!!!イエイ☆                     


まあたAがないね!この出来損ない!母の栄子が、通信簿で頭を叩きながら怒るけどそれでお終い         

サラッとしている。

毎回のことだ慣れている。



あっそおだお祖父ちゃんに、さっきのプレゼントあげるんだ!おじーちゃんどこおー?

栄子に聞く。庭仕事してるよ。


何プレゼントって?

クリスマス会のプレゼント交換のやつお祖父ちゃんみたいな色の袋だから中身もお祖父ちゃんだよ!

開けてないじゃない?

開けなくても分かるよー                     

栄子、袋を勝手に開けて、見てみなきゃ分からないじゃない!


あっ良いじゃんマフラーだよあんたっ!落ち着いた良い色だよ!

しー子それを見てマフラーに落ち着いた大人っぽさを感じた。一気に心を奪われる。

これを付けたら憧れの大人の女性に成れるような気がした。


触ると柔らかくて気持ちが良い。

栄子、着けてみなよ!と首に大人っぽく掛けてやる。

良いねぇ。鏡見てごらん!

何だか気恥ずかしいが、玄関に在る全身鏡で見てみる……似合っている。      似合う?栄子に聞く。

うん、似合ってるよ。

イッエーイおじいちゃあああーおばあちゃあああんどこおー


だからお祖父ちゃんは庭仕事してるって!

栄子が言う。んでお祖母ちゃんは○田屋に行ってるよ。

そおか、おじいちゃあああんこれ似合う~?


オッ、しーどした急に!おお、良いじゃねえか!

似合ってる?

おお似合ってるよアへへへへ男の子からのプレゼントか?         

違うよ~クリスマス会のプレゼント交換で貰ったの!

しー子お祖父ちゃんにあげると言ったことをすっかり忘れている。

それを栄子が見ていた。この子も成長したもんだ。そんな事をしみじみ思った。                                                            

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

クリスマスプレゼント @hagemu-hagemu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ