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モリアミ

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 CQ 311、小口径自動小銃、これは制服だ。この銃を身に着けていれば、この銃で撃たれることは無い。別の国から送られて来たこの銃で、この国の人間が何人も死んだ、何人も殺して来た。大人も子供もない、吐き気のする話だ。死んだ奴はみんな悪い奴だった、みんな従わない奴だ、だから撃った。この国の法で、上からの指示で、規則通り、指令通り、沢山死んだ、殺してやった。同じ国の人間を。それでも終わらない、無くならない。後ろで糸を引いてる奴がいる。この銃をこの国に送った奴、別の銃をアイツらに送った奴、この国の人間が全員死んでも終わらない。この国のトップがなんて呼ばれているか、知らない訳じゃ無い。最悪の独裁者、そして自分はそいつの兵隊だ。兵隊でいる限り、兵隊には撃たれない、必要なうちは。明日もきっと、この銃で人を撃つことになる。広場で演説がある、そんなチャンスをアイツらが逃す訳ない。お偉方も危ない事は知っている、だけど弱気では要られない。弱くなったら撃たれるだけだ。残虐じゃ無い、臆病なんだ。制服を来て銃を持ち、広場に立って警備する。怪しいやつは片っ端から撃ち殺す。明日はこの国の建国記念日だ。

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