第2話・・・なんで?
早希:なんで健太さんが?
健太:さんはいらないよ
早希:また明日ってまた明日来るからまた明日って言わせたんですか!?
健太:当たり前だろ、だから今日ここに来たんだ
早希:なんでですか!?私あなたとデートなんてしたくないです!
健太:約束したのにー?
早希:した覚えありません!
健太:そんな怒んなってー!今度こそ俺と会うの初めてじゃないだろ?
早希:そうだけどデートは嫌です!
健太:硬いこと言うなって、俺との思い出作ろうぜ
早希:嫌です
健太:それしか言えないの!?もうショッピングモールにいるんだぞ?欲しいものがあったらおじさんが買ってあげる
早希:余計怪しくしてどうするんですか!
健太:じゃあさ、早希の好きなサーティーツーのポッピングウォーター買ってあげるって言ったら?
早希:な、なんでそれ知ってるの?
健太:何となくそんな気がした!
早希:そんな気がしたってどんなですか!
健太:気にすんなって!じゃあ、行こ?
早希:・・・ちょっとだけですよ?
健太:おおー!やったー!
健太:せっかくだから買い物しようぜ!
早希:え、アイスだけじゃないんですか!?
健太:アイスも買ってあげるよ
0:2人は洋服を見る
早希:あ、これ
健太:あー!これ早希好きそうだな!
早希:え?
健太:ちょっと試着してみてよ、絶対早希の好きな服だ
早希:は、はい
0:試着が終わる
健太:おー!やっぱ可愛いなー!似合う似合う!
早希:ありがとうございます
健太:鏡見た?めっちゃ似合うよ
早希:み、見ました!可愛いです
健太:服も可愛いけど早希がその何倍もかわいいんだな
早希:やめてください
0:2人はアイスを食べる
早希:わあー!美味しそう!
健太:うん、食べて
早希:パクっ。美味しー!
健太:幸せそうな顔だな
早希:はい、ポッピングウォーター大好きなんです
健太:・・・そっか、懐かしいな
早希:はい?何が?
健太:あ、ごめん、俺の話だ
早希:そうですか
健太:前に彼女とここに来たことあったんだ
早希:そうなんですか?
健太:うん、しかも初デートの時
早希:は、初デートの場所私と行って大丈夫なんですか?
健太:うん、全く問題ない
早希:今彼女さんは?
健太:今は・・・(鼻をすする)
早希:え?また泣くの!?
健太:泣いてない!
早希:彼女さんと喧嘩したとか?喧嘩してその思い出を消そうとしてるとか?
健太:そんなことで思い出が消えるなら消してみたいよ
健太:・・・うっ・・うぅぅ〜
早希:な、泣かないでくださいよ!
健太:泣いてない、アイスが歯にしみただけだ
早希:知覚過敏ですか?
健太:そんなもんだ
健太:はぁ!アイス食ったらまたなんか見よう
早希:そうですね、また泣かれても困りますし
健太:うるさい!
0:2人はお店を周る
早希:んーー重いー
健太:大丈夫?持とうか?
早希:大丈夫です
健太:いいからいいから
早希:ちょっと!勝手に持たないでくださいよ
健太:今日付き合ってくれたからそのお礼だよ
早希:・・・んもう
健太:お!これ早希の好きなキャラじゃん
早希:は、はい
健太:あ、これも好きだったよな?
早希:はい
健太:あ、これも好きだったよな
早希:あの、健太さん?
健太:さんはいらないよ。なに?
早希:私たち前に会ったことあるんですか?
健太:・・・
早希:私の好きなキャラ知ってたり、私の好きな食べ物知ってたり、好みも知ってる、私の名前も知ってたし
早希:昨日がはじめましてじゃないですよね?
健太:・・・ううん、昨日がはじめましてだ
早希:・・・嘘ですよ、じゃあこの手帳に書いてある予定が健太さんとの予定なのってなんで?
健太:・・・そうだな、ごめん
早希:・・・??
健太:12月24日の予定は俺との予定だよ
早希:・・・なんで?
健太:約束したんだ、早希と
早希:そんな約束した覚えない
健太:うん、早希は覚えてないと思う
早希:じゃあなんで!
健太:これも、クリスマスイブに話そう
健太:俺は絶対にこの日、早希と一緒に居るって決めてたんだ
健太:だから、クリスマスイブ、俺とまたデートしよう
早希:・・・わかりました
早希:その日になったら健太さんのこと教えてくれますか?
健太:うん、いっぱい話そう
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