途中まで、少年期の特異な体験をつづられたエッセイか、それを脚色したものと信じて読んでました。タイミングよく近所の人々が「ごちそう」の妨害にやってくるあたり、小説的だなあと思ってたんですが……リアルな日常をさんざんに演出しておいて、終盤でぐいっと狂気の方向へかじを切るところなど、ドライブ感がたまりません 笑。
文章そのものもすごく手慣れていらっしゃるという感じがします。人を食った料理のネーミングといい、オチのエグみといい、ひとことではまとめきれない魅力に溢れた掌編だ思います。人によっていささか好き嫌いの幅は出そうですが、私自身は大いに気に入りました。エクセレント!の一言ですね。
作者からの返信
ありがとうございます。
仰る通り読者を選ぶタイプの小説なので、やっと読んで頂けたという気持ちで一杯です(実際、本作はPVが伸びず、なので)。
絵空事を描く為には外堀をちゃんと埋めておくのが大事、と思いながら書きました。本当はレーティング的に「残酷描写あり」にしておくべきかも知れないのですが、或る意味それ自体がオチだったりもするので、迷うところです。
How to Eat Iganashi-Togemodoki-damashiへの応援コメント
そうざ様。
この度は企画への参加、ありがとうございます。
読みやすかったです。
たくさんの情報をシンプルに表現されている所が学びになりました。
不気味な場面が映像として場面が浮かびました。
最後は「わお」と声を出してしまいました。
作者からの返信
ありがとうございます。
誰もが持つ子供時代の「あれって何だったんだろう」という朧な記憶の断片を思い出して再構築、みたいなイメージで書きました。