第36話 鬼王と鬼王軍の動乱-2

 国家戦力級探索者の原田がまずは大鬼へと相対する。


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原田謙三はらだけんぞう】[29]

種族:人間

存在格:C[48]

状態:健康

HP:1050/1050 MP:900/900

物攻:560

防御:500

魔攻:350

魔防:350

敏捷:380

幸運:25


【通常スキル】

『身体強化』[中級]

『腕力強化』[中級]

『俊敏』  [中級]

『盾技』  [中級]

『挑発』  [中級]


【ユニークスキル】

聖盾光壁セイジュンコウヘキ


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『聖盾光壁』

・盾支配系の上位スキル。

 盾の耐久度、操作、物理攻撃、魔法攻撃への防御力に補正される。

 その光壁は邪なる力を阻み、対モンスターからの攻撃ダメージを減少させる。(1/5減)


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 「『挑発』!!俺がヘイトを集めるっす!その間に皆さんは攻撃して欲しいっす!」


 「おぉ!おかげで攻撃しやすくなった。流石は国家戦力級探索者だ!すげぇ!!」


 かなりの数に増え、そのヘイトを原田が引き受ける。一般探索者も被害が無くなり、攻撃に拍車がかかる。


 「流石原田さんだね。僕達も攻撃に加わろうか。僕のユニークスキルの力を見せてあげよう。」


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影山海斗かげやまかいと】[24]

種族:人間

存在格:C[40]

状態:健康

HP:1000/1000 MP:250/250

物攻:250

防御:250

魔攻:200

魔防:150

敏捷:500

幸運:25


【通常スキル】

『短剣術』 [中級]

『暗殺術』 [中級]

『危険感知』[中級]

『気配感知』[中級]


【ユニークスキル】

潜影移動センエイイドウ


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『潜影移動』

・自身の影に潜り込む事ができ、地上を移動する事ができる。移動範囲は200m間。

 

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 影へと潜り込み、ヘイトにより原田の方へと向いている大鬼の背後へと周り込む。


 首筋へと短剣術を駆使し、動脈を切る。

暗殺術スキルの補正もあり、大鬼は血飛沫を撒き散らす。


 「ぐがぁああ。」


 「見ましたか。僕のユニークスキルの力を。さぁて次々と狩りますよ。」


 「そんなんだから根暗坊やとか厨二病君とか言われるんですよぉ〜。次は私の番ですよぉ〜。」


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吉原梨紗よしわらりさ】[25]

種族:人間

存在格:D[38]

状態:健康

HP:700/700 MP:150/150

物攻:130

防御:130

魔攻:200

魔防:220

敏捷:100

幸運:50


【通常スキル】

『攻撃上昇付与』

『耐久上昇付与』

『魔法攻撃上昇付与』

『魔法耐久上昇付与』

『速度上昇付与』


【ユニークスキル】

幸福案内人ラッキーチャーム

・自身や仲間の与ダメージを乱数で1.1〜3倍にする。確率は運数値に依存する。


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 「バッファーの腕の見せ所ですよぉ〜。そーれスキル発動ぉ〜。」


 梨紗の支援スキルにより、各種ステータスが1.2倍上昇する。

 更に、ユニークスキルによりランダムで与ダメージが倍化する。


 これにより、相当数の大鬼がかなりの勢いで討伐されていく。


 少しずつだが希望が見えてきた。

既に千体を超える大鬼の死体がそこら中に散らばっている。


 まだまだゲートからは大鬼が現れるが

次第に少しずつ目減りしていき、1時間が経過する頃にはゲートからは出現しなくなった。

 地上にいる大鬼も倒し終えた。


 「はぁはぁ…。やっと終わりか。もう無理。」


 「大変だったっすね〜。MPももう無いっすよ。他の探索者の人もぶっ倒れてるっす。」


 「流石の私も限界よぉ〜。帰って早く寝たいわぁ〜。」


 ゲートの色が赤色から青色へと変化する。


 場は安堵感に包まれた。



















 バチバチバチバチと超高圧の電流の音が聞こえた。

 ゲートの色が少しずつ青色から黒へと変化していく。


 大鬼の王。鬼王『黒雷鬼コクライキ』がゲートから現れた。














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