第八章✧過去夢

あれ、?これってやばいのでは?犯人に殺されたり―――――。するわけないよね!うん!明るく、あ、明るく行こう!

「すみません。新嶋さんですよね?」

「はい…?」

って、あの男の子じゃん!?どしたの!?

「僕、田口祐也たぐちゆうやです。突然なんですけど、この前の事件の犯人知ってますよね……?」

「え、………?」

「やっぱり知ってるんですね……?」

「………」

「僕、人の過去が夢で見れるんです。過去夢かこゆめって呼んでいます。新嶋さんも、何か能力があるんじゃないですか?」

「ど、どうしてそう思ったの……?」

「過去夢です。」

過去夢…?過去が見れるのか……。私のとは正反対だな…。

「正解です。私は、予知夢が見れます。」

「ということは、この前の車の時も……?」

「……はい、そうです。ちなみに、今回の事件の犯人も……い、一応知ってます。た、田口くんはどうですか?」

「知ってます。―――――――高梨くんですよね……?」

「はい。」

「あと、お互いタメで喋りませんか?いや、喋らない?」

確かに、タメのほうが楽だもんね。

「はい、わかりまし――わかったよ。」

「話、戻すね……?でも、…高梨くんには証拠も動機もないんだ。そこで、新嶋さんに証拠探しをしてほしい。動機は僕が探すから。」

「田口くん、わかったけど、……」

「……?」

「遅刻しちゃうよ。」

こうして急いで学校に行ったのだ。ちなみに、ギリギリセーフで遅刻じゃなかったよ!

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