第六章✧告げるピース(真実)
―――ピーンポーン―――
「はーい」
「あのすみません新嶋優美さんの家の方ですか?」
(えぇっと誰?)と思いながらも一応返事をした。そして玄関に向かい扉を開けるとその正体はなんと同じクラスの高梨真くんだということが分かった。すると、彼は今日あった事件のことについて聞いてきた。高梨くんは、多分……
「あなたも見たんですか?」という質問に対してはいと答えたら彼は私のことを疑っているような目を向けてきたのである。
そしてそのあと彼は自分の推理を語り出したのである。しかも、犯人が……私!?
「いや、違うよ!」「は!?」「なぜ?」「え?」などと彼の言うことを否定しても全く聞き入れてもえなかった……。確かにかに私みたいな人でもそのトリックならできるかもしれないと思った。だけど証拠がない。それにもし私がやったとしたなら動機は何なのかという話になる。というか、やってないし!
「じゃあお前はやってないのかよ!」
と言われても(やってはないけど、勢いが強過ぎて)何も言い返せないのである。
そこでふと考えたのである。彼が本当に事件のことを全て知っているとは限らないのではないかということを だから私は彼に聞いたのである
「ねえ高梨君、今日の朝何があったと思う?当ててみてくれないかな?」
と聞いてみる。彼は少し考えた後に口を開いた。
「朝のホームルームが始まる前に担任の教師である小鳥遊 翔が殺されたことだろ…………?」
「半分は正解だよ。だけどね、半分は間違ってる。」
「え?」
彼は驚いていた。
「まぁ、そりゃそうでしょ。クラスの大半が、小島遊先生が殺されたと、思い込んでいるのだから。」
「思い込んでいる……?ソンナわけないだってこの手で――――――なんでわかった?」
「別に大したことではないし。ただ、君はアリバイがなかったでしょ?つまりは犯行が可能だったという訳よ。」
と私言った。そして、私は彼に一――――――と伝えといた。予知夢でみたから。すると、彼はものすごく青ざめていた。当たり前かな……?その様子を見てから、私はすぐさま扉を締めて、ベットに潜り込んだ。
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