2023-3-8

家族が旅行から帰ってきた。お土産を片手に思い出を話している母の姿は幼く見えた。理由は無邪気だとかが挙げられるだろう。私も家族が留守の間にあった色々を話した。もちろん深夜3時に家に着いたことも話した。これがいけなかった。私としては楽しかった記憶として語ったつもりだったが、悪いこと自慢として捉えられたらしく、母が静かに怒っていることを察した。しばらく無視をされた。母は言いたいことを言わずに、「呆れた。」とため息混じりに言うだけのことが多い。その度に私は母を理解できない化け物として認識することになるのでやめて欲しいとは思う。しかし未だにこれを伝えていない私もまた彼女の子供なのだと認識する。私は母のことは好きだし感謝をしている。だからこそ洗濯や料理に風呂掃除、犬のお世話などをやって良い息子でいたと思う。その結果が深夜徘徊をしたこと、に繋がっていたなら意味などなかったと実感した。母にとって私はいい息子では無いのだろう。もう家事は手伝いたくない。なんどもそう思ったが、私からも突き放したら二度と関係が治らなくなる気がして、私はいつも母への文句は腹にしまっている。

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