2023-2-6
一個下の後輩から、タバコの銘柄が送られてきた。私は高三だしもちろん二十歳にも達していない。そんな私の一個下だ。どうやらその銘柄が私の働くコンビニにないか、ということらしい。コンビニでバイトを始めたと言うとすぐこれだ。私は映画が好きで、煙草についても色々と調べていた時期があったので、その銘柄の大体のイメージは知っていた。彼に、『おっさんが吸いそうな銘柄だね。100円ローソンなら大抵あるやろ。』と送った。私が利用されることは嫌いなのでバイト先のコンビニにあるかどうかは答えなかった。彼は『なかったらどうしよ。』と送ってきたが、そんなこと私は知らない。そもそもが私は未成年喫煙はダサいと思うタイプの人間だ。大人に憧れて、背伸びしている感じが抜けないから。大人はもちろん自立していてかっこいいが、地に足がついてなければ自分で立つことはできないだろう。悪いことだからしているという理由で吸うやつはもっと嫌いだ。これは説明不要だろう。少しの嘲笑を込めて、『オプパでも喫んだら笑』と送った。私の言葉を四捨五入して少しの部分以外を100として彼は受け取ったらしく、『先輩も絶対吸うやん笑』と返ってきた。ただただ気分が悪い。早く寝ようと思う。
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