2023-1-22

もう日記を書くのに2022と打ち間違えなくなってきた。去年は過去なのだが、もうそれが当たり前に自分の中で変わってしまうのが少し、嬉しくて。時の流れだけが自分の歩を肯定する物差しになっている気がする。去年の私の日記を読むと、去年の私が今の私の中にも入ってくる。確かに過去なのに、それの感情だけが同時にあるように感じられる奇妙な感覚だ。この感覚を味わうと私の歩が後ろに進んでいるのではないかと不安になる。しかし、後ろに進んでいても、天体の逆行のように傍から見れば前に進んでいるように映ることもあるだろう。逆もまた然りだ。つまりは私だけでは前と後ろの定義すら曖昧で、世間体という軸がまたひとつ増えて歩が2次元になっていると思う。私にはそんな中でも自分で歩を前と定義できる強さは無い。故に周りに優しく接することができるのだろう。結局はそれも利己的思考によるものだとたった今結論が出たのだが、理由はどうあれ少し自分を好きになれた気がする。

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