第2話 第一章 近所を見に行こう
「はあ~~」
正直、ため息がでた。
やってられない。
学校行く前にかなり疲れた。
花柄模様の壁のキッチンテーブルで、フレンチトーストと湯気と香りが立つコーヒーとかには手を付けずに呼吸を整えていた。けれど、大好物の厚切りのショルダーベーコンだけは既に食べている。
目覚めが悪い。
何故かというと、さっきまで変な夢を見ていたからだ。
それは、幼い頃の俺がナイフを持った自分の影に命を奪われる夢だった。あっけなく俺が殺されてしまった。俺が発した悲鳴が俺の耳にいつまでもこびりつく。そうだ……俺が死んだんだ……。
うぎっ?
こんな変な夢を見るなんて、幼い頃に影に負けそうになったことなんて一度もないんだけどなあ……。
夢では、結果は殺されるにしろ。風呂、トイレ、物置、キッチンetc、etc……。色々と悲鳴を上げて逃げ回って、夢の中だというのに物凄く疲れた。
「あれ?」
気づくと、左手に刃物による切り傷があった。まったく覚えはない。出血はしていないけど、かなり痛い。
「なんだってんだ! 今日の夢はーー!」
もう一つのため息の原因は、外の天気だ。何故か朝の7時なのに真っ暗。これで、ため息をつかない奴はいないんじゃ? まだ夢の世界にいるのかと思うと結構、鬱になる。
家の中も暗くて照明をつけている。
7月の半ばだというのに、かなり寒くなってきた。冬の寒さに似ている。
「はあ~~~。やってられないなあ~、学校休もうかな?」
俺は何度目かのため息を吐いていた後、なんか明るいニュースでも……と。うん?
部屋の片隅にポツンとある小さなテレビを点けると、丁度ニュースが流れるところだった。
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