【作品】4作品の関係②「騎士」と「吸血鬼」

 「騎士になりたかった魔法使い」と「吸血鬼な幼女様と下僕な俺」も分かりやすい関係です。同時期に書いたこの2作品は時系列も同じ頃を描いており、「騎士」の第9章ではお互いのキャラクターが出会ってもいます。


 一番大きな繋がりが、「吸血鬼」の第2部・第15話で師匠の過去が描かれている点でしょうか。今では想像も付かないくらいのお爺さんですが、昔は優し気な少年でした。


 そんな「吸血鬼」で描いたとても重要な役目を、「騎士」ではヤルンが無理やり引き継がされ、このせいで彼の仕事はとんでもなく増えてしまいます。

 師匠はそのためにも弟子を探していたので、師匠の中では当然の成り行きなのですが、突然押し付けられた弟子ヤルンはたまったものじゃないでしょうね^^;



 ちなみに「騎士」の第8部で、


『姫に言われるまで知らなかったのだが、17歳で「魔導師マスター」になったのはユニラテラ王国の公式記録において俺とココが初らしいのだ。

 非公式では遥か昔になんと15歳という記録が残っていて、伝説みたいに語り継がれているらしいが、真偽のほどは不明のようだ。』


 という文章を書いていますが、この非公式の記録は師匠のことです。本当に大昔のことなので、口伝みたいになってしまっているわけです。

(そんな師匠が何者なのかについては、実は本編終了後の後日談で書いています。ただ、カクヨム版に載せるかどうかはまだ決めていません^^;)

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