第2話一日市長

「皆さん、本日名古屋市の一日市長を務めて頂く、たくや君を呼びましょう。せ~の」


た~くや~く~ん


【うるせーんだよ!オラ、市長のたくやだ!おめ~らぶっ殺す!】

「お~お~、たくや君。今日は飛ばすね」

【さみ~時期に何が市長だ!】

「このトリスおじさん情報では、秘書はメチャクチャ美人らしいよ!」

【え?何ですって?それを早く言えよ、頼むよおじさん】


「じゃ、紹介しよう。秘書のバーバラさんです。だけど、外人じゃないよ!」

【どうせ、飲み屋の女だろ?】


そこに、グラマラスな美人秘書が現れ、

「あっ、昨夜のお客さん。昨夜は気持ち良かったですか~?」

「な、何を君は言い出すんだい?昨日は大河ドラマ見て寝たよ」

「あらぁ、覚えてないの?ファッションヘルス『ペニーズ』のバーバラよ」

おじさんは目が泳いでいる。

「し、知らない名前だなぁ」

【やいっ!トリスのジジイ!何1人でヘルス行くんだよっ!】

「さすがに3pは……」


【よし、今日は特例法を許可しよう。市役所の女性職員は全員、水着で仕事しなさい。オラは市長なんですばい】

「ど、どちらご出身?」


怒った、職員から空き缶や、レンガが飛んで来た。

【ぶっ殺す!】

すると、たくや君の頭にレンガが命中した。

「た、たくや君。だ、大丈夫かい?」

【お、おじさん。楽しい、腹話術人形の生涯、だ、だったよ】

ガクッ

「た、たくやくぅ~ん!」

【ま、まだ、生きてるよ】

ガクッ

「おいっ、死ぬな!」

【だから、死なないって!】

「何故だ!」

【おじさんが生きてるからさ】

「もう、帰ろう」

【うん】


帰り、バーバラから電車賃360円をもらい帰った。

途中、磯丸水産で乾杯。

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