ワタシのタシナミカタ
熟内 貴葉
ワタシのタシナミカタ
最近、巷で取り上げられる鉄道好きにたくさんのジャンル分けが存在している。鉄道を撮るメジャーな方から、時刻表が好きな方。乗車することが大好きな方。駅弁をひたすら集める方。そんな界隈でも、まだ未開拓でニッチなファンもいることであろう。
自分は本が好きだ。特に本の匂いが大好きだ。本自体はlikeで匂いはloveの方になる。自分で勝手に、古本の臭いを嗅ぐ行為はクスリを摂取する人と何ら変わらないと思っている。その臭いを嗅げば、普段の嫌なことなど忘れてしまい、高揚と興奮する気分だけが
もちろん、図書館や本屋も好き。ウインドウショッピングするような感覚でふらりと寄る。本に囲まれただけで、自分は幸福感が溢れてしまう。誰でも、簡単に、安く入手できること。依存度はクスリを摂取する人とは比でもない程だろう。
このような
もしここに青木まりこさんがいたら、絶対に相性は最低最悪だろう。彼女は書店に行けば、必ずお手洗いに行きたくなってしまうという体質であるから。その現象の名前の元である彼女と共に行動するとなれば、お互い怪訝な表情で見合うだろう。なんでこの人は本屋に行ったら毎回トイレに行くんだ?なんであなたはそんなフガフガと本を嗅いでいるの?しかもニマニマしながら、と常に平行線のままであろう。
ただ、これには欠点が一つある。本棚に収まるのも難しくなるくらい本が増えてしまったからだ。だから、自分と同じように本の匂いが大好きな方は、財布と場所と読破するスピードにくれぐれもお気をつけてご購入下さい。
ワタシのタシナミカタ 熟内 貴葉 @urenaitakaha
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