普通という暴力

御眠氏

第1話

仄暗い月の下で

いつもと同じ道を歩く 歩く

コツコツと振動だけが

頬まで伝わる

昨日見ていた話の続きを

思い出したりしていた

住宅地からはピアノの音

見知らぬ親子の帰路の会話

旧中杉商店街はいつもと変わらない

でも、僕はいつもと違う感覚

いつもより鋭利で過敏な神経

ねずみが10m先で鳴いても

気づくかもしれない

たまにそんな過敏さに

やたらと怖くなる時もある

黄色い人

ドス黒い人

シースルーな人

その他諸々…

今日もいろんなカラーを感じてる

決して共感覚が強いわけではない

ただただそう感じる

目線も表情も歩く音も

非言語から自然に吸収するような感覚

過去にノイズが酷すぎて

怖すぎた満員電車

ホームでただただヒトの声が怖くて

泣き崩れた雑司ヶ谷駅のホーム

どういうわけか立ちながら

クソを垂れ流して笑ってるような

俗に云う変な人を

見かけたのも同じ場所だった

どういうわけか同じような電波が

脳からは垂れ流されているようだ

何があの変な人とリンクして同じ

場所で複雑な心境で

過去の僕はいたのだろう

不思議な事にタイミングが合致すると

なぜか導かれる感覚を感じざるおえない

そんな瞬間を数えるほどは過ごした事がある

エドガーケイシーの世界観を

時折、感じたりもするし、

あんまり好きではない

スピ系の匂いも感じる

最新科学とスピリチュアルという本は

なかなか傑作だったりしたけど、

その手の本でイイネを押したくなるような

モノは極めて少ないかもしれない

だいたい確かめようのない事を使って

弱者の弱みに漬け込んだ宗教のやり口に

似たPUBLICな匂いのする詐欺の手口だな

そんな感じで僕はよく斜めから横目で

実像のない虚像を眺めては

くだらねぇが口癖のような

所があるかもしれない

ソシオパスやサイコパスともまた違う

本当に灰色がお似合いの男かもしれない

極論だが、人間なんてトップとゲッパ以外の人はヒエラルキー的に言ったら中途半端なグレーゾーンでしか生きられないのにそれをわかってない奴が他人を嘲って

蹴落としたりして

弱い自分を保つのが

現代社会では風物詩かもしれない

いや…何百何千何万何億何兆何京…

膨大な情報処理が今もなされてここに在る

世間という大海原の中で

人間がやる事なんてのは

今の今まで、始まりから幾億の星の数ほど、

いやそれ以上あった出来事の中で

総合的なデータを集計できたもして

更に比較までもができたとしても

そこまで昨今と大差なんてのは

本質的にはないのかもしれないくらい

人ってのは愚かしい生き物なんだろうし

同じ過ちを何度も辿っている

例えば上位生命体ってのが実在したとして

それは俗に言う宇宙人で地球を遠い星から

モニターで監視してるとしたら

こんな事を話してるに違いない

『アイツらまだ身内で殺し合ってるらしいぜ!馬鹿もここまでいったら大したもんだよな』

少し抽象度を増したくらいで

少し視点の違う話にしてみよう…

歴史は同じ過ちを繰り返しているという

視点での証拠にエジプトの象形文字には

『最近の若者はけしからん』的な意図の

言葉が残っているらしい…

今も昔も相も変わらず、ヒューマンレースは

続いているんだなって本当にくだらない

争って人が死んでるの見て見ぬ振りの人間

が僕は1番嫌いだ。それになりかけている自分に気づいた。ハッとした。

だから、こういう作品を作る事にした。

目に見えない抑圧で人は

他人をとにかく支配

したがる所がある

そこには徹底抗戦を挑まねば

ずっと弱者は搾取され、シャブ中のように

しゃぶり尽くされた挙句、

お前の代わりならいくらでもいると

捨てられてしまうのが搾取の対象=弱者だ

なかなかに辛い所だ。真面目にやっていても

まず、報われる事はないから。

それを無視していたら気づいたら

この国家で年間約2万〜3万がさや

日本の軍事評論家、政治活動家である

田母神俊雄氏曰く、

本当は取らないでも国債発行しりゃ

いくらでも金を刷って政府は公共事業が

可能なのに対して、

税金がないと出来ないような

デタラメなイメージを吹きこまれてる

これらの実例から伝えたいことは

普通そうだろっていう言葉ほど

信用しちゃいけない言葉はないんだって事

なのかもしれない…

都合よく搾取されていたら

世の中の陰と陽のバランスまで狂い始めてる

世紀末の時の大波乱よりも

今は波乱と混乱と混沌に満ちている

100年に一度のパラダイムシフト

きっともっと

普通という暴力は横行するだろう

僕の頭がおかしいのかもしれないし

他の人がおかしいだけなのかもしれない

僕の普通と君らのいう普通はあまりにも

違う構図を感じて描いている時もある

波で現すと僕の波は凄くギザギザで

他の人は緩やかなカーブを描く波が

多いんだろうなと思う

互いにimagineでしか感じられないそれら

時折、ハヤいよね!って友達にも

言われたりする

至って僕の中では普通

長らく普通というものを模索した

親には普通になれとよく言われた気がする

ただ僕のスタンダードは普通の人のそれとは

少し逸れていたのだった

もっと変わった人に会うと我に帰ったりする

例えば、朝、窓に立って外に射精をする

といった行為を自然と

してしまう友人がいる

普通のモノサシではかると

それは多くの人にとっての

異常行為にあたるだろう…

でも、正しいか正しくないなんて

一体、どんな身分なら決めて良いのだろう

既得権益の利権に身をおいたベテランの

国税局員にはなかなか

伝わる話ではないかもしれないし、

南アフリカの犯罪を金で売買する

警察もそれにしかりだ

結局のところ法というものが

どうやら人を捌いているらしいが

本質的な理解をしているとは

到底思えないこともある

人とは?この問いに

皆様はどう答えるのだろう

僕は矛盾と共存してる生き物、

又は動物と答えたくなる

ネット文化の波及によって

真実はある程度は

暴かれたのかもしれないし

そうではないのかもしれないが

人の汚い真実はよく明るみに

出るようになったと思う

2ch創設者のひろゆきが発端に

なった気はしている

僕という凡人が感じる感覚に

良くも悪くも共感する人はいるはずで

そこから真実は明るみに出始めた

新たな混沌の幕開け

歴史を辿れば多くある事で

コロナ禍から始まった

新たなパラダイムシフトの行先を

傍観しながらいろいろと思う事がある

本質という魔の手を探し模索し始めた類人猿

けど、猿はどこまで行っても猿で

ひろゆきが無能とよく罵る

多くの浅知恵の人々は

全く自分の立ち位置というか

ポジションというか己の能力すら

正しく把握していない始末

かく云う自分自身も

その一部の歯車でしかないだろう

ただ彼らはエンタメなだけで

間に受けてる人を見るとたまに

気持ちが悪い。

果たしてそれらは同族嫌悪なのだろうか…

自分の感覚では根本的にモノの見方が違う

と言った感じの違和感なのだが…

人間の脳というのは盲目的に自己都合を

優先して興味の赴くものしか受け付けないという性質がある。毛様体賦活系という

古くから本能を司って人に

影響を与えてきた器官がある

それらは全てそこが影響を及ぼしている事すら

他の人は調べもしないし、あんまり気にして

ないようだが、なんでなんだろう

人ってのは脳といっても過言ではないのにだ

普通それは調べないよで片付けるのは

あまりにも愚かな行為だなぁと僕は感じるよ

自分でモノを考えるという事の欠如

何故そうなったのだろう

その答えを紐解く鍵は

教育という洗脳の歴史に鍵がある

今後の答えも全て教育次第という所

そんな大した考えないでも行き着くような

そんな程度の事なのに

それすらままならないのが

普通という暴力の溢れてしまった

この世界の罪なんじゃないのかな

今日もまた仄暗い月の下で

いつもと同じ道を歩く 歩く

コツコツと振動だけが

頬まで伝わる…


1話 終わり


p.s.あくまで僕の狭いスケールでの解釈

だから、あなたはあなたのままでいて

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

普通という暴力 御眠氏 @futureyesfuture

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る