第10話 クラスのみんなの反応

 クラスに到着する馬場ひろみと八神たけしと神崎あかり。クラスのみんなが馬場ひろみを見てこそこそとし始める。

「馬場、ゾンビなのか?」

「馬場、ゾンビウイルス感染しているらしい」

 クラスのみんなの反応はざわざわし始める。これに馬場ひろみは、あたしの居場所なくなるのかな、そう考える。

 馬場ひろみは青黒く変色した皮膚を見る。なんであたしだけウイルス感染? もうイヤだ。そう馬場ひろみは思う。

「ハロウィンが近いから、いいんじゃないか?」

 クラスの一人がそう言った。クラスのみんなは笑顔になっている。馬場ひろみは複雑な感情になる。

「よくなーい!」

 馬場ひろみは複雑ながらもそう言った。馬場ひろみも笑顔になる。

 いつものクラス、馬場ひろみはゾンビでも、クラスのみんなの反応は笑顔だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る