第9話 一人だけウイルス感染
朝の登校中の馬場ひろみと八神たけしと神崎あかり。こんなことを言っているのは八神たけし。
「どうやら、ゾンビウイルスに感染しているのは、ひろみだけらしいぞ?」
その発言に納得できない馬場ひろみ。
ゾンビウイルス? あたしだけが感染? 馬場ひろみは青黒く変色した皮膚を見る。ガジガジしたくなる空腹感。人の肉が食べたくなる馬場ひろみ。
「あたしは、ひろみがゾンビでも大好きなの♡」
神崎あかりの一言に、馬場ひろみは複雑な感情になる。あたしだけウイルス感染していてゾンビになっているのにもかかわらずクラスメートの二人は優しい。確かにそれは嬉しいけれども! そう馬場ひろみは考える。
「あー、人の肉が食べたい。でも、ダメ」
「あたしの肉を食べて♡」
ゾンビ馬場ひろみと神崎あかりの会話。
八神たけしは嫉妬からかムスッとなる。
いつもの三人である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます