第2話 ライトのステータス

 家に帰ってきた一行はそのまま居間に向かい、王都の学園から期末休みで帰っ来て、家で待っていた二人の兄も一緒にライトのステータスを確認することになった。


「ステータス・オープン」

スタータスLv.3

名前  ライト・ドラグーン子爵 四男

称号  白き者

Lv 10

HP 20

DMP 10

HMP 10

スキル 聖なる剣Lv.1

    聖なる盾Lv.1 

    

 と表示された。


 それを見た父親のホワイト・ドラグーン子爵は


 「称号の《白き者》ってなんだ? 今までの事はこれが原因なのか」と声に出してしまった。


 称号の《白き者》とは今まで聞いたことが無い称号だ、これから大丈夫なのだろうか?


 それよりも、スキルの《聖なる剣》と《聖なる盾》か、今まで多くのものに授けられたがはっきり言って問題の有るスキルだ。


 これからどうするか?訓練して他のスキルが生えてくるかどうか、今までの事を考えると称号の《白き者》が今までの事件の原因だろうな、《白き者》を調べるため詳しい鑑定するしかあるまい。


 今は出来る事を進めるしかない。


「ライトの称号の《白き者》に関しては今後調査するので他言無用とする、家族以外には話さないように」


「ライトは明日から午前は座学・午後は修練ととする、何か別のスキルが発現したらその時は必ず報告するよに」


「はい、お父上わかりました」


 スキルの《聖なる剣》と《聖なる盾》はなぜ問題のあるスキルと言われているか。


 《聖なる剣》は自分より弱い相手に絶大なダメージが入るスキルでレベルの高い魔物には少ししかダメージが入らない。


 《聖なる盾》も自分より弱い相手の攻撃を防ぐスキルで最初はスライムの防御にも使えない、レベルを上げるための魔物討伐では役に立たない。


 自分より強い相手と戦わないとレベルを上げる経験値は貯まらないのに《聖なる剣》と《聖なる盾》は加護的なスキルなので外すことが出ないから強い魔物と戦う時は有っても無くても同じような物だ、雑魚狩りスキルだ。

 

 《聖なる剣》と《聖なる盾》のスキル持ちは成長レベルが早いと言われているが自分より強い相手に相性の悪いスキルでレベル上げが出来るのか。


 同じ魔物と戦っても聖力のみの者は経験値が少ないが魔力と聖力両方使える様なので魔法でも発現すれば状況が変わるが見込みはあるのか。


 祝福の発表が終わったが家族一同は微妙な表情をしている、知っている者は知っているスキルだからな。


 家族の者はいままでの事件を知っている、もっと絶対凄いスキルが貰えるものと思っていたのに、このスキル《聖なる剣》と《聖なる盾》で少しがっかりしていた。


「僕のスキルってアイリスどうなの?」


「ライト様のスキルは良いスキルと思います、過去にスキルレベルをMaxにした人がだれもいないと言われているスキルだから皆様大喜びされたいなかったのだと思います」


「逆に自分のレベルを上げれば最強のスキルですので今後の方針は、早く魔物の討伐へ行けるようになるまてに強くなり魔物討伐に行き、レベルを上げる事です明日からの修練を頑張りましょうライト様」


「明日から頑張よ、アイリス」


アイリスの言葉で少し元気になった。



 


 




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る