第3話 ビンタ耐性
小学生のころ、学校でみんなで悪さをして職員室に一列に並ばされた。
先生の説教が終わった後に、端から順番に一人ずつビンタされた。
みんなびっくりして、ぽろぽろと涙を流して泣き出した。
ワシ1人だけ泣かなかった。
折檻など家では毎日だったので耐性がついていた。
泣かないワシは先生から「お前は反省していない」と言われた。
1人だけ残され、ずっと立たされ続けた。
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