第2話 初めてノックアウトされた話
ボクシングで、ひとくちにダウンするといっても色んなパターンがある。
アッと思った瞬間に床に手をつくパターン。
ダメージは少なく、すぐに立って試合を続けられるタイプ。
足を使って腰が高い傾向。
対照的なのはスタンスを広くとって、ガッチリとガード。
打たれても我慢するタイプ。簡単に倒れないがダメージが大きい。
10代の時に初めてKOされた時は、ロベルト・デュランがハーンズにKOされた時の様だった。
鼻の奥で焦げた匂い(経験者はわかる)がして、自分の頭がボーリングの
ボールの重さになる。
床の強力な磁石に吸い寄せられた様に、頭から落ちていくことに逆らえない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます