第2話
はぁー。毎日ため息しか出ない日々
バイトの面接も4社は落ちた。友達も彼女ばっかで結局引きこもってゲーム三昧。
まじで鬱になりそう。部屋の掃除でもするか。
タンスを整理していると中学と高校の時使ってたスマホがあった。懐かしいな。アルバムでも見るか。
楽しそうな笑顔。今の俺とは考えられないほど目が輝いていた。そんな時元カノとの写真があった。5人と付き合ったがその彼女だけは真剣に恋をしていた。真剣だったがあの時の俺は浮気をして別れてしまった。矛盾だよな。
また付き合いたいけど彼氏いんだろうな。
それ以降あやとは元カノの事を昨日別れたかのようにずっと思い出していた。
今までの人生に対する悩みは消え、全部元カノで頭がいっぱいになっていた。
元カノの名前はさゆり。当時学校ではマドンナ的存在でまなともまさか自分が付き合えるとは思えなかった。
でも最終的に傷つけて終わってしまった。
別れて9年経つのになんでこんなきついんだろう。恋愛ってすげー。人の感情動かせるんだもんな。そりゃみんなハマるわな。
さゆりのSNSをチェックすると未だにブロックされていた。
まぁそうだよな。俺なんかと関わりたくないよな。高校も中退して未だにニートで働く気もない前科者に未練なんてある訳もないし、しかも9年も経ってんだもんな。
でも、俺が有名になったら付き合えんのかな
俺が金持ちになったら付き合えんのかな
俺、さゆりと今付き合ったら絶対幸せにできる。俺有名でお金持ちに絶対なる…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます