第18話 スク水のえっちポイント

「スク水だ! 美鈴が着ているのはスク水、スク水着てるでしょ、美鈴!」


「んっ、柚希、やばい、興奮……え、あ、せ、正解! 正解だよ、柚希!!!」

 休み時間の倉庫でそう叫んだ俺の目の前の美鈴が、焦ったように顔を真っ赤にしながら、あわあわそう答える。


 そうだよね、これスク水だよね!

 去年祐希ちゃんと七瀬ちゃんといっぱい泳ぎの練習してたからわかったわ、この感触と色と見え方はスク水だ! 大分脱がしちゃったけど、正解できてよかった、うん!


 制服の中は何も着てないとかじゃなくて良かった、スク水で良かった……妙なテンションにしないと興奮が勝つんです、許して!

「どうよ、美鈴! 良かった、正解できたよ、俺も……美鈴?」


「む~、また七瀬ちゃん……むむむ~、柚希美鈴に夢中……むむむ~!」

 結構ヒントは貰ったけど、正解したことを誇らしげに美鈴に言うけど、美鈴の真っ赤な顔はぷくぷく膨らんでいて。

 その顔は、恥ずかしいってよりもなんだか怒っているようで……ど、どうかした美鈴? 怒ってる……って、普通の人だったら怒るのが当たり前なんだけど。美鈴は特殊で……あ、でも怒ってる美鈴も可愛い!


「う~、またそう言う……でも、柚希が美鈴だけ見ないで、七瀬ちゃん……いや、別に怒ってないし! 柚希が美鈴といるのにまた七瀬ちゃんの話したことなんて、別に美鈴怒ってないよ~だ、可愛い嬉しいし、柚希が美鈴……んにゃにゃ! じゃ、正解って事で! 美鈴の制服の中は、スク水でした……ひょや!」

 相変わらずぷく顔のまま、俺の手を払ってひょいっと立ち上がった美鈴が、その勢いを活かしてスカートをすら~、と脱ぎ、カッターのボタンを勢いよく外す。


 そして、くるっと俺の目の前で回って、ニコッと微笑んで、

「ふふっ、どう柚希? 美鈴の中身の、スク水だよ……ふふふっ、似合ってるかな、柚希? えへへ、柚希の美鈴に、なれてるかな?」


「うぉぉ……うぉぉ!!!」


「えへへ、柚希嬉しそう……美鈴、可愛いかな? 柚希の視線、独り占めに出来てる? 柚希だけの美鈴になって、柚希も美鈴だけ、見てくれてる?」


「うん、うん! うぉぉ!!!」

 何だこれは、やばい! 語彙力死んだけど、その、えっと……と、とにかくやばい、何だこの感じは!!!


 今日の美鈴は委員長スタイル、だから髪はおさげ。

 でも顔は、いつものマスクと眼鏡を取って、俺といる時の美鈴で。俺専用って言ってくれる、可愛い、大好きな美鈴で。


 そのキレイで、何度見てもほれぼれするような顔立ちと、真面目なおさげの髪型のギャップが素晴らしくて、美鈴の可愛さをさらに引き立てていて……あと、さっきのぷく顔もめっちゃ可愛かったけど、今の照れ顔の破壊力はもっとすごい! 本当に何ていうか、その……今の美鈴の表情、めっちゃ良いです! すごく可愛いです!!!


「ふふっ、柚希……ふふふっ。もっと見て良いよ、柚希が見たいように、柚希が好きなように美鈴の事見て良いよ。美鈴の事、いっぱい観察していいよ」


「うん、うん! 美鈴、見る!」

 そして何より本日のメインスク水! 

 これの破壊力がとにかくやばい、美鈴のわがままダイナマイトボディも相まって、犯罪級のえっちさを醸し出している! 


 そのたぷたぷの双丘によってパツパツに張った胸元、すらっとした腰つきがより強調されくびれの存在感が増した腰。

 スク水の切れ込みによってムチっと美味しそうにはみ出したふとももに、待ってましたと言わんばかりの鼠径部。説明不要、とにかくえっちな鼠径部……美鈴がスク水を着用するだけでも、その破壊力は半端ないのに。


 もし体育の授業で男女混合の水泳があったら、男子は何人か倒れて、また何人かは下半身のコンディション不良でプールに入ったまま出られなくなる―そんな破壊力抜群で、えっちすぎて困っちゃう美鈴のスク水姿なのに! 美鈴のいいところが全部強調されたような、そんな破壊力抜群のスク水! なのに!!!


「ふふっ、柚希そんな好き……そこ、そんなに好き?」


「うん、好き! だって……やばいよ、これ!!! 8月の魔王様かよ!!!」

 その破壊力をさらに加速させる黒ニーソ! この前リクエストした通りの黒ニーソ!


 スク水に黒ニーソーすでにふとももがむちっとなってるのに、その絶対領域をさらに強固なものにして。ふともものえっちさをさらに増していて!

 ほんでスク水にニーソって、ナマで見るととんでもない背徳感と破壊力だな、これ!!! 


 ニーソがあることでよりえっち度が増しているというか、生脚よりロシュ度が低いにも関わらず、非日常感のおかげでその色気が増してるというか……とんでもねえな、スク水ニーソ! 

 これはやばい……あと学校の倉庫って言うシチュエーションも興奮に拍車をかけている! 学校の倉庫で、スク水ニーソの美鈴と……シチュエーションだけでご飯何杯もいけます、もちろん美鈴のナマの可愛さとえっちさと背徳感マシマシの感情があるので炊飯器でイケます! スク水ニーソ最高、美鈴最高!!!


「柚希、みすぎ……そんなに嬉しい、美鈴のスク水? そんなに可愛いかな、美鈴……美鈴、柚希の大好きかな? 美鈴は柚希専用なれてるかな?」


「うん、うんうん!!! なれてる、俺以外に絶対しないでねこんな事!」


「んふふふっ、柚希……柚希が見てくれて嬉しい、柚希が美鈴を感じてくれて、すっごく嬉しい。美鈴だけ見てね、柚希。美鈴の事だけ見てね、美鈴だけだよ……えへへ、美鈴の事、ずーっと見ててね」



 ~~~


「ハァハァ、美鈴、美鈴……ね、ねえ美鈴。これってトイレってどうしてるの? どうやって、制服着ながらトイレ行ってたの?」


「んっ、柚希、もっと……え、トイレ? そんなこと知りたいんだ、柚希の変態えっちさん……トイレはね、こうやって行ったよ。こう、この鼠径部のとこをぎゅっとずらして……」


「あ、あ、せんでいいせんでいい! 今でさえ鼠径部十分えっちなのに、これ以上えっちにせんでいい! これ以上は大丈夫、美鈴!」


「む~、見ても良かったのに……ところで柚希。その言い方だと、柚希はスク水で一番えっちなところ、鼠径部だと思ってる?」


「いや、スク水の美鈴は全身凶器のえっちさんだけど……しいて言うなら、鼠径部は特にヤバい。ここは本当に凄い、鼠径部は半端ない」


「そっか……美鈴は、スク水で一番えっちなのは、おへそだと思ってる。おへそのところが、一番えっちだと思う……触ってみる、柚希?」


「……!?」



 ★★★

 感想や☆やフォローなどしていただけると嬉しいです!!!


 新作投稿しました! よろしければ!

 https://kakuyomu.jp/works/16817330651352955990

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る