チキショーロケット
saito sekai
滅茶苦茶な男
男は、昼に無性に寿司が食べたくなり、急いでシャリとネタを用意して、握りだした。何をどう間違えたか、シャリとワサビの配合を逆にしてしまったのを、気付かないで、食してしまったのだ!
「ぬぉ~ッ!!なんだこれ!!鼻がもげそうだ、チキショー!!」頭にきた男は、腹いせにロケットを作り、月に飛んで行ってしまったのだった。この超短絡的思考と、ロケットを作ったスピードが、余りにも凄いと話題になった。
その後、男の消息は不明だ。村人は「きっと、何処かに墜落して亡くなったのだろう」と本人不在のまま、葬儀を決行したのだった。その時だ!死んだはずの男が葬儀に乱入して「チキショー!!勝手に殺しやがって!!こうなったら、本当に死んでやる!!蚊は涼しくなってから、暗躍する!!」等と最後訳の分からないことを言って、村人達の静止を振り切り、自ら炎の中へ!!そして葬儀を完成させてしまったのだった…
この事件は「チキショーロケット伝説」として、今でも村の語り草になっている。
チキショーロケット saito sekai @saitosekai
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