第2話

 顔合わせから数日。

 本格的に授業が始まった。今は、体育の準備。

 …そう、着替えイベントだ。


「天音さんって、胸大きいよね!」

「ふぇっ!?わ、私なんて、小さいですよ!ほら、四月一日わたぬきさんの方が、ほら!」

「四月一日さんは特別!」


 丘白波羅は罪悪感に胸が押しつぶされそうだった。



 …致死性のガスを仕込んでるだけなのに…。



 押しつぶされる胸など、端から無かった。

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