11話 夢さんと美幸さんは超絶的に協力的

「美幸来たわよ」


「ダンジョンというやつに行くの?」


「弟も一緒よ」


「相変わらずにブラコンね」


 そうして美幸さんを連れていくことに。ただ半分寝てるよこの人。


 この状態じゃないと戦えないとか。


 ダンジョンにつくと莉生君が少しドキマギしている。


「思井……なんだその美幸さんってデカいな」


「小声で言うことかそれ」


 なお夢さんにはばれてます弟に甘いので言わないけど。


 夢さんは自社開発のナックルをつけてます。


 ゴブリンを屠るようにいつもぶち殺します。


 ゴブリンソードよりも上のホブゴブリンソードがドロップするようになったからそれを溶かして作ったらしいです。


「なかなか具合がいいわよこれドリームランドナックルって名前だけど」


 名前のセンスは相変わらずだが自身の名前を入れる点は夢さんらしい。


 美幸さんは半分寝てる。


「ぐーぐー」


「起きなくても強いわよこの娘は」


「大丈夫か?」


「大丈夫よ莉生」


 本当に大丈夫だろうか。


 だが戦闘で美幸さんは寝ながら夢幻弾を放っていた。


「夢幻弾!!」


「送錬の刀で奈落の底に落としてやる!」


 ゴブリンアサシンを奈落の底に落とす。


 普通にゴブリンの亜種は強いほうだから五月さんんと美幸さんのコンビもかなり強い。


 夢さんのKARATEもかなりヤバイ。


 反則的に尋常じゃない人知を超えた空手がお見舞いされるモンスターに。


 ナックル装備しているから普通じゃない。


 しかも夢さんは相手の心が読めるからモンスター相手でも何故か自動翻訳されてモンスターの考えていることがわかるから異常なまでに肉体戦闘が強い。


 硬化のスキルによりさらに最強への一歩を目指している。


 ただ莉生君も出鱈目な強さでゴブリンアサシンを翻弄している。


 どっちがアサシンだって感じ。


 ナイフを瞬間移動してぶっさしている。


 ゴブリンアサシンはアサシンする暇もなく死んでしまう。


 美幸さんの夢幻弾に夢幻剣も離れ業だ。


 夢の形の剣を作り出す能力。


 夢想エネルギーと呼ばれる(美幸さんが考えている)エネルギーで作られているらしい。


 夢想エネルギーは万能ではないが夢を見ることで生成されるエネルギーなので、たっぷり寝ることが好きな美幸さんにはうってつけの能力かもしれない。


 夢幻剣を生み出して敵を切り裂く美幸さんは半分寝ている。


「ぐーーぐぐーーー」


「可愛い」


「おまっそんなことよりゴブリンが!?」


「あいよ」


 莉生君は普通にアサシンテレポートナイフで敵を粉砕している。


 僕は想いの力をぶつけることができないか挑戦。


 いきなり何を言っているのかと言うと新しい能力の開発だ。


 やっぱり無理だ。普通に重さを変える。


 ゴブリンを超絶的に重くして動けなくする。


 そのまま石をぶつけて倒す。


 石は重さを変えているので超絶的に重い。


 攻略は続く。続くをいつまでも。

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