2話 弟は厄介な人のようで
美嶋夢さんの家に来てしまった!
豪邸ではないがそこそ大きい家だ。うちとは段違いだ。
まあ家は普通ですよ普通。
そして夢さんの家に来て親はなんと海外赴任でいないらしい。ただお爺ちゃんが一緒だとか。
「なんじゃい夢お友達か?」
「はい弟の理解者になってくれるかと思い」
「まさか同じ子か?」
「そうですお爺様」
「ならば会うが良い」
どうも話が進み過ぎている。
だが弟の部屋がやばそうな雰囲気。
南京錠がつけられている。
どうも暴れると危ないらしい。
「誰だよその男!!」
「あなたの理解者よ」
「嘘だ!!」
何もない空間からボールが突如として乱入するように飛んでくる。
これはテレポーテーション?
「テレポーテーションか」
「わかるのか! お前も能力者か!! 勝負だ!!」
無理やり空間転移させられた。
庭だ。僕は小石を持った、そして投げ飛ばした。
「痛い。僕の負けだよって言うと思った? これならどうだ!!」
僕の位置が反転したそして土の中にめり込んだ。
「二人とも!! やめて!!」
「まあ待てよ。もう少ししたら収まる」
「うわあああああ体が重くて動かない!?」
「俺の勝ちだ」
そうして弟の莉生(りお)くんはこっぴどく叱られた。
でも俺の能力遠隔でも使えるんかと言うことがわかっただけでもよかった。
チートじゃないかこれ。
そして自宅に帰る。俺は今日あったことをまとめた。
夢さんの自宅にお呼ばれして弟と異能力バトルに巻き込まれる。
すでに巻き込まれているだと!?
なんという不覚。普通にナチュラルに異能力バトルに巻き込まれている。
そして次の日、弟君が高校に来ていた。
飛び級で入学らしい。ひえっいくらなんでも怖すぎる。
異能能力を隠してない。
すぐさま夢さんの弟と言うことでカースト上位組に入団。
なんというか流石としか言いようがない。
莉生くんはテレポーテーションが可能。
距離は20メートルぐらいが限界だとか。
「姉ちゃんは誰にもやらんぞ!」
「うちの弟シスコンで」
「シスコンじゃねえ!!」
テレポーテーション飛ばし投げを見る。
シュンッ! と言う感じでテレポーテーション飛ばしを披露する。
ただみんな順応速いな。
その中で一応俺も重さをコントロールできることを披露するとすげえじゃんと言われる。
ただし俺の悪友とテルミさんだけに。
「すごいじぇねえかマスターよ」
「マスター君凄いね」
「うん」
才能が無いのか人気者になれる才能が。
莉生君はあんなに人気者なのに。
そんな感じでテレポーターがやって来たぞと俺の能力は重力操作?? と少しだけ触れられて忘れられた。
そして超能力研究部が夢さんに作られて何故か夢と莉生君と俺が入ることに。
そしてもう一人入りたいと言ってくる人物が。
デブ美……テルミさんだ。テルミさんが能力者になったと自白してきた。
どういうこと!? ってなるわな。普通。
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