仮面女子

@mnmsuma

第1話

僕はいつものように学校に来て、授業を受けていた。


そんなある普通の授業中異変は起こった。


パキッ

こんな音がしたのだ


パリバキ

また


クラスメイト達も騒ぎだす

「ねぇ、何の音?」「どこから聞こえる?」

「なぁ、あいつ踞ってるけど大丈夫か?」


そんな声が次々とあがる。


みんなが指差す踞っている奴はどうやら僕の隣の席の梅虎うめとら 雲雀ひばりのようだ。


ただの女子のはずの梅虎。


だが、顔を隠し踞っている。

それに、この音も彼女から聴こえるようだ。



よく見ると彼女の肌にヒビが入っている。

パラパラと少しずつ欠けている。


バラバラっと大きな音が鳴り彼女の肌、嫌彼女の体は崩れ落ちた。


黒髪だった梅虎は白髪に代わっていた。

彼女は懐から紫に少し金の模様が入った狐の仮面を取り出し、素早くかおにつけた。


「この顔を皆さんに曝け出す事になるとは…。」


目元だけの仮面のため、彼女がニコニコしているのがわかる。



「皆さんお初にお目にかかります、紫狐しぎつねと申します。以後お見知り置きを。」

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