【015】大量のティッシュを用意せよ! 境界線のミステリ作品
ミステリ小説の境界が溶けてしまった。
いや、話の構成は確かにミステリのはず。事件が起こり、探偵役が登場し、調査中に危機に見舞われ、序盤に登場したモブが助けとなって糸口をつかんで、見事解決! ラストシーンでは、その後の様子がボーナストラックさながらに紹介される・・・・・・絵に描いたような、ある種の様式美を感じる作品なのだ。
だがしかし!
読後、これをミステリと呼びたくないとは、これ如何に。
イカも案山子もない。これは、ラブコメなのだ! 大事なので繰り返す。
諸君!これは『ラブ&コメディ』作品である!!
基本的なラインは、コメディで整えてある。3分に一度の笑いは、君を決して飽きさせることがないであろう。
散りばめられたスパイスは、恋愛ものである。共有する時間の多幸感、彼女の幸せに温まる心、会えない時間につのる思慕――それを失った人間の狂おしさと愚かさ。
――諸兄のラブコメ作品の境界を溶かしさり、最後に愛しさを残すだろう。
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