　ブラック企業も裸足で逃げ出す、顔面蒼白ホワイト企業に勤める主人公。スズメの涙以下の給料をもらい、上司・同僚からの罵詈雑言に耐える日々を過ごす主人公は、ついに限界を迎えこの世との訣別を決意しました。

　選んだ方法はリストカット。ナイフを手首に当て、鋭く一閃しようと思ったその矢先。切先を止めたのは丸太と見違う野太い腕でした。

「正しい筋肉の切り方を教えよう」

　謎のガチトレーニーの出現により、手首切りではなく筋繊維切りをすることになった主人公。弱い心を作り変えるために何故か肉体改造から始めることになりますが……？

　──と、あらすじを読んだだけで胸（板）がアツくなるこの物語、とにかくキャラが濃くてヤバい！

「タワーマンションよりパワーマンション」とか「右の頬を殴られたら相手の左にクロスカウンター」とか「究極のインナーマッスルとは脳を筋肉にすること」とか、なかなかのパワーワードが飛び交うジム内で、主人公は辛い現実に立ち向かう「何か」を得られるのでしょうか……？

　ぜひこのアツ苦しい（褒めてます）物語を読んで、結末を見届けて下さい！　プロテインを飲みながらがオススメです！

　あ、それと最後に一言だけ。

　力こそパワー！！

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