第四話 あめの日

僕は泣いた。

降っていた雨はいつの間にか止んでいて、明るい太陽がぼくを照らしていた。

それがあめの笑顔のようで、僕はさらに涙が止まらなくなってしまった。


どのくらい泣き続けただろうか。

もうすっかり日も暮れてぼくの涙は渇き、枯れ果てていた。

そして、泣き疲れた赤ん坊のようにいつの間にか眠りについてしまっていた。



─────。ピッ、ピッ、ピッ。

規則的な機械音で目を覚ます。

目を開けた僕をまぶしい光が襲った。

その光はすぐに何かにさえぎられた。

女の子だ……。


「おはよう」


そう言って笑った彼女の笑顔は明るい太陽のようだった。

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