神﨑碧と桜木陽は、高校の入学式でまるで漫画のような出会いをした。
高身長と八重歯がコンプレックスの碧と、気だるい日々を送っていた陽。イジメの現場に居合わせたことがきっかけで、交わることのなかったふたりの時間が重なる。
毎日コソコソと陰口を言われる日々は続き、碧は憂鬱な学校生活を送る。小さくなりなくて背中を丸めると、
『ほら、背比べ!』
と、毎朝のように陽に言われて、背中を伸ばす。初めて会ったときと変わらない笑顔で、彼は笑うのだった。
いつしかふたりは特別な関係になり――――。
この物語は、そんなふたりがさまざまな困難を乗り越えて、最後はハッピーエンドが待っているという、読んでいてハラハラしたりドキドキしたり、切なくなったり、幸せな気持ちになる素敵なお話。
後半の展開は・・・とにかく読んでみて下さい。
恋愛小説、アイドルとの恋、一途な恋を堪能したい方はオススメです。
会話が中心の物語ですが、台本を読んでいるような面白さがあります。
読みやすさも◎です!