第2話 次の家
瑠璃ちゃん達の次に僕を引き取った子は一人暮らしをしている若い女性茜さんだった。
毎日毎晩お客さんが来て僕を使ってたこ焼きや鍋などを突っつく日々
そんなある日友人と思われる子が言った。
「ねぇ、これ炬燵だよね?」
「そうだけど?」
「炬燵って布掛かってんじゃん?布掛け無いの?」
「面倒じゃんストーブもあるし」
「そっかー…あんま炬燵って見ないから見れたらなって思ってたのにー」
「はいはい、またいつかね」
「やったー!」
だが、そんな賑やかな日々もあっという間に終わり茜さんは結婚を機に僕をリサイクルショップへ手放し、綺麗好きの旦那さんの所へと引越したのだった。
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