【旅人】
御控え下さい
名も無き旅人にございます
寒空の下佇む枯れ木の枝の様な渡世の道すがら
一歩々々また一歩
古老様の様に及び腰になりながらも
暗中模索に歩む日々を過ごしております
其の様な道では何も得られないのではないかと云われますれば一概にそうでも無いのでございます
此の様な荒道を好み
歩む者にしか見えぬ景色もあるのです
旅路を行く人の私に
終着点を変えることは到底叶いません
ですが此の様な私にも旅の道すがらをどう行くか
其れを変えることはできるのです
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