【夜深詩】

とある夜

私は家を出た

散歩のために

家を出た

見知った公園に

人の姿無く

私一人

呼吸の音がはっきりと聞こえる

不気味なまでに静まり返っていた

道路に車の姿も無く

だだっ広い空間が

そこにあった

見飽きた世界が

まるで未知の世界の様だった

異世界とは正しくこのことを言うのだろう

少なくとも私はそう感じた

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