思考しないではいられない

 カクヨムコンあたりから、ずっと過集中状態が続いている西しまこです、こんには。


 わたしは要するに、頭の中が「多動」なのである。

 大人になったので、行動は多動じゃないけれど、思考は常に多動。

 思考せずにはいられない。

 昔、わたしは誰しも自分と同じようにずっと考えているのだ、と思っていた。だって、他人の思考なんて読めないから。

 でもあるとき、そうじゃないんだ、と気づいて驚いたことがある。


 わたしはときどき、何も考えない時間が存在して、それはわたしには希有な時間だから、「あ、いま、何も考えていなかった!」と言ったら人に驚かれた。

「みんな、何も考えていないときの方が多いよ。それが普通だよ」


 そうなんだ……。


 わたしはとにかく、何かをずーっと考えている。

 それがマイナス方向に向かうと、楽しくない状況になる。

 大人になってから、「ぐるぐる考えるのは二回りまで」と決めたし、「どうしようもない黒い物思いは忘れられなくていいから、こころの奥底に蓋をして鍵をかけてしまっておく」技術も身に着けた(ときどき蓋が開いて困るけど)。

 だから、だいぶ生きていくのが楽になった。

「嫌なことが忘れられなくて、ずっと考えてしまう」というのは、非常にしんどいので。


「嫌なこと」を考えないでいるにはいろいろな方法がある。

 その一つが、何かに集中すること。

 一番手っ取り早いのが漫画を読むこと。小説を読むこと。

 それから、何か夢中になることを見つけて、それをやること。


 カクヨムは、わたしの脳内多動を整理するのにもちょうどいいし、自分ではどうにもならないこと(息子が成績が悪いのに勉強しないこと)をあまり考えないようにするのにもちょうどいいのである。

 

 

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