書くということ(どうでもいい話)

 カクヨムを始めて、小説を書く人口の多さに驚いた。

 わたしがお話を書き始めたのは中学生で、当然ノートに書いていた。そして、そんなことをしている人間はほぼいなかった。

 どうしてこんなに多くの人が書いているのだろう? 本屋さんは消滅していっているのに。

 

 ある時期、ブログが流行って、みんながブログを書くようになった。

 誰でもネットを使うようになり、パソコンはひとり一台(以上)になり、或いはパソコンがなくてもスマホやタブレットでも事足りるようになった(わたしはパソコンが好きだけど)。

 そうして、ブログが流行ったのだと思う。その延長線上に小説を書く人口の増加があるのだと思う。いや、実にめでたい! 最近、TwitterとかInstagramとか、YouTubeとか、長い文章から脱していく傾向にあるから、文章に傾倒する人間が増えるのはとても嬉しいことである。


 ところで、わたしは誰からも頼まれなくても、誰に読んでもらえなくても、なぜか物語を書いていた。物語を書いていない時期はエッセイみたいなものを書いていた。

 わたしにとって、書くということは息をすることと同じで、書いていないと死んでしまうのである(心理的に)。ちなみに、気持ちがひどく落ち込むと書くことは出来なくなる。そうして、読むことも出来なくなる。漫画すら読めなくなったら、末期症状である。


 まあ、そんなわけで、わたしの手元にはいわゆる「未公開」のストックがいくつかあるのです。ただ、ここ何年かは童話みたいなものしか書いていないので、ファンタジーや恋愛小説のストックは昔むかしのものとなってしまいます。詩を書いていた時期もあります。何してんでしょうね?(笑)


 2022年11月22日にカクヨムに登録して、その後に書いたものは、

「見えない星も」、「たとえ遠く離れていても、いつか」(未公開)、「金色の鳩」、「銀色の鳩 ――金色の鳩②」、「僕はまだ恋を知らない」(未公開)、「ねこねこ日記」の途中から

 と、いくつかのショートショートです。

 ショートショーとねこねこ以外は、いずれも1万字未満~1万2千字程度の短編です。

 ショートショートはカクヨム登録前の夏に突然思い立って、別に誰に見せるわけでもなく、出来るだけ毎日書いていたのです。そんなわけで、時々夏っぽい話が混じっているのです。

 ショートショートを公開して思うのは、自分がいいなと思うのと、みなさんの反応が若干違うなということ。それも楽しいです。


 物語を書くとき、最近わたしはほんの一滴の現実を入れている。

 例えば、「金色の鳩」ではおみくじの凶をひいたこと(「金色の鳩」はご当地企画で書いたので、他にも実際にあったことが入っている)、「見えない星も」の紅葉シーン、つるし雛を見たこと、紫色の夕焼け、などなど。

 もちろん物語は空想なのだけれど、現実が一滴入るとリアリティが出るかなと勝手に思っているわけである。


 ところで、わたしは物語が完成してから推敲して、それからカクヨムに上げています。最後まで書いているうちに、途中を直したくなったりするからです(ねこねこは別。あれは日記風で一話完結のつもりで書いているので)。

 書いてから少しおいて、他人の目で見てから推敲します。

 たいていは削ることが多く(冗長的な文章なので)、しかも、直しても直しても、やっぱりミスがあったりします。

 そして、基本的にアウトプットしたものを赤ボールペンで直す。ジェットスリムの0.38で。

 しかも、完成したものはUSBと紙媒体で残している。

 記録媒体もどんどん変化していくので、紙が結局一番安心なのである。


(エッセイは直接入力しているけれど。)


 以上、ほんとうにどうでもいい話でした。


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