うたかた

西しまこ

うたかた

ゆく河の流れはたえずして しかももとの水にあらず。

よどみに浮かぶうたかたは かつ消えかつ結びて

久しくとどまりたるためしなし。

世の中のひとと栖と またかくのごとし。

(方丈記)


 人生もやはりうたかたのようなもの

 わたし自身も、うたかたのようなもの

 日々いろいろ思いいろいろ考えるけれど、やはりすべてうたかた


つれづれなるままに ひぐらし硯にむかひて

こころにうつりゆくよしなしごとを

そこはかとなく書きつくれば

あやしうこそ ものぐるほしけれ。

(徒然草)


 そして、兼好法師の気持ちがよく分かる

 向かうのは硯ではなくてパソコンだけれども

 絵日記もどきは書いているけれど、それは家族用なのである


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