第45話

「雷くん、意地悪されないかな」


「…大丈夫だと思いますよ?」


この子、かわいい…よく見たら結構胸がある。痩せてるのにすごい…いくつなのかな?雪見と同じ歳?学生?


「あ、あの、私お寺で巫女をやってます。雪見さんはお寺の仕事してます」


「え!そんなのできる?」


「…はい」


かわいい…化粧もしてないし、いい胸だなぁ…


「触ってもいい?」


「え…胸ですか?」


なぜわかる?!


「…だめです」


えー!この照れ屋さん!


「きゃ!」


「わぁ柔らかい!すごー!」


躊躇なく触られた。


「…あ!え!?」


服の中に手を入れられて?え!ちょっと…

服をめくられ…


「やーん、かわいい!色も形もきれいだし!羨ましい!」


ひゃー!見られてる!触られて、揉まれて…


いたっ…


「なにしてんだよ、くそ」


「あ、雪見さん…」


隣の部屋のふすまが開いてた。


「痛がってる。やめろよ変態」


「…え、そうなの?」


「や、やめてください」


ようやく手をどけた。


「なに勝手なことしてんだよ」


「だって!触りたいじゃん」


「ふざけんな。嫌がってんのに。自分が上だと勘違いするな」


「…ごめん、なさい」


「なになに喧嘩?」


「あ!雷くん来たらだめ!」


「え、なに?おっぱいもう出る?」


「早く着替えてー!雷くんに見せたら私よりいいってわかっちゃうー!」


どういうことかよくわからないけど…

いそいそ乱れた服装を整える。けど…


「もう、雪乃とは会わないからな!」


雪見さんは怒ってる。突然帰ることになった。

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