第6話 青い宝石

窓辺から見えるのはパリの街のガス灯

ほのかに夜空の下で明るく美しく輝いていた。


「エルメスの馬の鞍、博覧会で賞を取ったやつだけど

あれ、いいな」アンリ

「ああ、あそこは最近、バックも手掛けるようになった

皮手袋もいい、海外でも評判だから俺の方でも交易で持ち込む事もある」

などとジェロームは答える。


「俺の処はお茶や香辛料が多いな それにアフリカの象牙」

呟くようにジェローム


「アフリカといえば 素晴らしい品物が手に入れたよ ジェローム」


「青い宝石 特別に大きなもの」

アンリの手にあるのは それは見事な原石の石 


アンリが行方不明になるのはそれから少し後の事・・



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