007 高嶺の花

「付き合ってください!」

「ごめんなさい」

いつからだろう。

毎日お昼休みになると、お弁当を食べている私そっちのけで、私に告白しに来る行列ができるようになった。

「今日も収穫無しか。最後のチャンスだったのに」

隣の席の幼馴染みがボヤく。

「でも、定年退職まで行列が続くって、スゴいな」

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