男子高校生の配信者が女体化能力を得た話
雪乃大福
プロローグ
ノリと勢いで書いた新作です。よろしくお願いします。プロローグ、1話、2話まで1分おきに投稿します。よろしくお願いします。
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2030年、人類は突如として現れた魔物と戦うことになった。異能と呼ばれるこれまでになかった力を用いて。魔物の登場とほぼ同時期に現れた異能は、人類社会に大きな変革を強制させた。
それからまぁなんか色々あって200年後の2230年現在。人類と魔物の戦いは一旦の終着を迎え、人類は魔物と異能ありきの生活に適応した。とはいえ、それまで培った科学技術が無くなるわけもなく、また大きく進歩した訳でもない。ようは2030年時点からそれほど伸びてないのだ。大きく変わったことと言えば、エネルギー関連が魔力によって解決したことくらい。今後はこれまで以上のスピードで科学が発展すると言われているが、魔物の存在もあるためどこまで伸びるかは不明である。
そんな時代で、一人の男子が配信をしていた。現在は3月中頃であり、4月から高校生となる彼。身長は155cm。顔は特徴のない平凡な顔。声は身長の割に非常に低く、いわゆるバリトンボイスと呼ばれるタイプの子だ。
——【シンタ】いつものゲーム配信 & 大事なお知らせ 94人が視聴中――
「えー、ここで皆さんに大事なお知らせがあります。」
・待ってた!
・大事なお知らせってなんだろ?
・この時期なんかあったっけ?
・さぁ?高校生になるのは4月からっていってたし
「俺、シンタ。明日で15歳になります!」
・えっ!?そうなの!?
・今まで隠されてた誕生日がまさかのタイミングで明らかに
・誕生日おめでとー!!
・もっと早く教えてほしかった!
・(。´・ω・)ん?15歳?
「あれ?誕生日教えてなかったっけ?」
・言ってない!
・聞いてないよ!
・私も知らない!
「えぇー、なんで・・・ってあっ!初配信で言っただけだからみんな知らないのか!アーカイブも今非公開にしてるし!」
・そりゃ殆どの人は知らないでしょww
・私は知ってた。( ・´ー・`)
・初配信って半年前?
・↑いや、9ヵ月前の7月11日20時30分31秒が初配信だぞ。半年前はアーカイブ残すようになった時期。
・ストーカーニキ草
・そこまで把握してるの逆にこえぇよw
・それ本当にあってるの?
「えぇ、いま配信履歴みたらその時間で合ってたね。俺もビックリだよ。初配信から今も見てくれてる人がいるってすごい嬉しい!エヘヘッ」
・反応が可愛いすぎる
・バリトンボイスで照れたエヘヘ、とても需要がある
・むしろ需要しかない
・15歳ってことは異能鑑定は明日?
「そうだよ!それ終わって帰ってきたら誕生日配信するから楽しみにしてて!」
・りょ!
・楽しみにしてる!
・くっ!収益化してたらスパチャ投げたのに!
・異能何になるかなー?
・シンタはどんな異能だったらいい?
「俺はよっぽど変なのでなければ何でもいいかなー。ランクEx以外なら何でもいいと思う。」
・ランクExはなぁ。
・Exって聞くとカッコイイんだけどなぁ。
・実際使えるときはマジで使えるけど、そういう状況に滅多にならないからなぁ
・使えるゴミであり使えないゴミっていう何とも言えない扱いなのがEx
・そもそもレア過ぎてちゃんとした使い方がわかってない説もあるけどな。
・剣聖とか賢者とかそういうのに憧れないの?
「んー、別に戦いたいわけじゃないし。どっちかというと今みたいに配信しながらみんなと一緒にゲームしてたいかな」
・そっかー
・私もシンタと一緒にゲームしてたい!
・わかるー!
・シンタ大好き!
「まぁ、ずっと配信していられるかはわからないから、発現した異能を鍛えるつもりではあるけどね。使って問題ないものに限るけど」
・そっか。いい感じの異能になるといいね!
・使って問題のある異能てwww
・使ったらダメな異能自体そうそうないからww
「ま、そういうわけだから明日楽しみにしててねー!それじゃ、またねー!」
・お疲れ様ー!
・おつおつー!
・またねー!
・バイバイー!
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