怖い話…。
焼肉バンタム
第1話.Flying Gun’s Locker
(´・ω・`)コレは作者や作者の友達とか知り合いが酒飲み話で聞いた事を纏めたはなしです。
(´・ω・`)本当かの真偽は不明ですのであしからず…。
そうだね、まず…。
若い頃、鉄砲を持とうと思ってね…。
でも実際は判らないことだらけでね。。
今では簡単にネットで検索できるけど…。
当時は何も解らないので手探りで情報を集めた。(インターネットやってる猟師が少なかった為。)
方々のおっさんに話を聞いて。
まあ、親切な人は多いけど…。
何せ灰汁の強いおっさん達だ…。
書類を集めて警察署へ向かう。
まあ、アレだね。
ココはゴタゴタが多いんだ。(白目…。)
後で聞いて書類を作り直したこともある。
吃驚するほど話が進んだり停滞する事が起きる。
公安発表の資料を調べて早めに警察署で講習会を申請するんだけど。
何度も話を聞かれるんだ。
初心者講習会は枠が少ないので混み合うと来年だ。
その後、初心者講習会の申請書類が受理されて…。
まあ、昨今は買う銃を店で決めてからやる人も多いけど。
買う鉄砲決めても…。
初心者講習突破が肝心だ。(鉄砲買って研修通っても許可が降りない人が居た。)
お金に余裕が在れば良いんだけどね。
僕は”貯めた小遣いの範囲でやる…。”って先に決めてたからね。
勤め人で家庭を持ってると厳しいんだよ鉄砲って。(特に子持ち)
計算すれば解るけど、二年車検の軽自動車を維持する程度の手間とお金が毎年係るからね。
しかも手間がユーザー車検で…。
それで、鉄砲を買う前に用意しなければいけない物…。
ソレがガンロッカーと弾倉ロッカーだ…。
それに、置き場と固定する方法も考えないと行けない。
家に倉庫や押し入れが余っていれば良いんだけど。
賃貸だと大変だね。
固定するのに工夫をしないといけない。
逆に弾倉ロッカーは普通に大きめの金庫でも代用が可能だからオフィス物を扱ってる中古屋で安く手に入れた。(手提げ金庫はダメ。県警により変わります確認してくださいね。)
で、問題はガンロッカーだ…。
他の
だから、ネットオークションで粘り強く探したんだよ…。
ガンロッカーをね。
そしたら気が付いたんだよ。
毎回、同じ様な画像のガンロッカーが出品されているんだ。
安いのを求めて何度も競り負けていたからね。
初めの頃は同じ型のガンロッカーが沢山有るんだろうと思ったんだ…。
古いガンロッカーでも販売期間が長いし、鉄砲を辞める人も多いから。
流石に毎週、同じ年式のが出品されるように成って…。
前の落札負けの画像と見比べたんだ…。
背景と出品者の所在地が離れすぎてる。
でも。
傷や、汚れの特徴が一致する。
同じガンロッカーだ…。
気がついたけど、たまたま何故か安く落札できた。
粘り強く入札していたら…。
たぶん競合する入札者が居なくてね。
思っている金額で落札できたんだ…。
届いたガンロッカーは一見、問題が無かった。
鍵も掛かるし、銃固定用のチェーンも付いてる。
安全基準のガンロッカーだった。
で、鍵を交換しようとガンロッカーメーカーを調べて電話したら。
「その機種は古いので交換用のカギパーツの在庫はもう既にありません。」
「コレかーーーー!」
そうなんだよ。
色々調べたんだが錠前パーツを作った金物会社を特定しても特注品なのか、よく似た部品は在るけど流用出来ない構造だ…。
ガンロッカー機能として問題は無いのだけども。
鍵が交換できないから安全上、銃の保管出来ないガンロッカーに成っている。
落札者は直ぐに気が付いて再出品していたんだよ。
「ネットオークションで…。つまり、この落札したガンロッカーは日本中を飛び回っていたんだ。」
「今もですか?」
「いや、使っているよ、そのガンロッカーは。」
「でもカギは?」
「ガンロッカーの鍵の下に新しい鍵を穴開けて取り付けた。古い鍵と新しい鍵を順番に回さないと開かない様に改造した。県警にも確認したらOKだって。」
「えーーーー!」
「まあ、アレだ。俺が鉄砲を辞めたら多分、ガンロッカーを出品するから。また、日本中をガンロッカーが彷徨うかもしれないな…。」
でも、新しい鍵は標準品の取付穴で開けたから代用品は一杯ある。
多分、カギに詳しい奴なら直ぐに交換出来るだろう。
もし君が将来、落札するガンロッカーに二つの鍵が付いていたら日本中を彷徨ったガンロッカーかもしれないね。
( ´・ω・` )ベテランの人の話なので、ちょっと古い話です…。(嘘松乙)
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