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  • We Look for Hidden Thingsへの応援コメント


    タグの並びを見ていろいろ納得してしまいました。……いえ、タグを見るまでもなく、だいたいのところは解ってたつもりですが 笑、これはつまりリアルな話を一段寓話的にアレンジした短編、という理解でいいんですよね? まあただ朽ちかけたエロ本を探すだけの冒険譚なら見つけるだけで終わってしまうし、さりとて「触る」という行動をリアルに描写するとなると、いろいろ難しいものがありますし(途中までドールか何かがそのへんに捨てられているという設定での話なのかと勘ぐってました w)。
    とまれ、行為や実体を象徴的に語るからこそ、エロチシズムも高まるわけですし、この時期の暴走気味のリビドーをも生々しく語ることができるのだと思います。イタい顛末といい、ギリギリの危うさをはらむオチといい、突っ込むべきところが何一つ見当たりません。色んな意味で唸らされた傑作だと思います。ただ、今どきの若い読者――男女を問わず――にどれだけ共感してもらえるかは、ちょっと測りかねるところがありますが。

    ところで、一話完結作で本文側の題名に英文タイトルを入れるのは、私も時々やっているのですが、毎回的確な英訳をつけていらっしゃることにもまた、唸らされています ^^。今回で言えば、「アレ」を「Hidden Things」としたのがまた意味深い。主人公たちは、もう何年か経つと、目の前で露わになったそれを、何らかの名詞で呼ぶことになってしまうんですが、多分そのときにそれは永遠に失われてしまいますから。まさしく徹頭徹尾、"hidden things"でなければならない……うーん、この感覚、なんでもありの今の時代、若い奴らにも伝わってくれるのかどうか。

    作者からの返信

    毎度マニアック方面の拙作を、ありがとうございます。

    常々このサイトの需要はエモさ、イチャイチャ、まったり感が中心かなと遠い目をしております。各ジャンルともテンプレ的設定(異世界、魔法、呪い等々)の方が受けるような……。

    本作は仰る通り抽象的な謎の衝動に駆られた冒険譚の感じで、変態にならないよう気を付けたつもりです。飽くまでも健全の範囲内で寸止め……無意識に昭和、平成初期頃をイメージしてました。

    でも、昔にも増して子供は耳年増ならぬ目年増で必死感がない代わりに解ってるつもり感が肥大してるようにも思います。好い加減な情報に振り回されるという意味では今も昔もそう変わらないような。

    最初はキャッチコピー、紹介文、サブタイトルなんて要らないと思ってたんですけど、遊べばいいんだと思い立って、意味深にしたりセルフツッコミしたりしてます。「海外版の原題」「邦題の英訳」みたいな遊び方も、ですから直訳ではない場合もあります。

    僕は基本的に一話完結2000字前後の投稿作メインの読み手なので(目が辛くて)、あんまりお返しが出来ず……ご容赦ください。