家族になるかもしれないということ

バブみ道日丿宮組

お題:素晴らしい笑い声 制限時間:15分

「ねぇねぇお兄ちゃん、一緒に暮らそうよ」

「ねぇねぇお兄ちゃん、本当のお兄ちゃんになってよ」

 二人の幼女が足に抱きついてくる。

「どうしようかなぁ。なっちゃおうかなぁ」

「バカ」

 声に振り返れば、顔を赤くした彼女が制服姿で立ってた。

 そういえば、もうすぐ帰るって連絡があったな。

「ねぇお姉さん、お兄ちゃんと結婚しないの?」

「け、結婚ってどこで覚えたの!?」

「パパとママが孫の顔は早く見えそうだなぁとかお風呂のときにいったんだ」

 殺意が目覚めた瞳に彼女は変わった。

 間違いなくあとで彼女の両親は怒られるだろう。

「お兄ちゃん、お風呂はいろー」

「はいろー」

「こらあんたたち、少しは自重しなさい」

「じゃぁお姉さんも入る?」

 幼女2人に恋人が一人。性を抑えることができるだろうか。もちろん、幼女には反応はしない。それはもう何度も一緒に入ってるので経験済み。

 恋人である彼女とのお風呂はその……色々やりすぎた結果、見ちゃうとすぐに股間の勇者が反応してしまう。彼女のヴァギナを討ち取ろうと、気合が入っていくのだ。

 だから、4人で入ることはできない。

 僕の神経の負担が多い。

「じゃぁ、三人で先に入ってなさい。こっちは夕ご飯作るから。お願いできる?」

「う、うん」

「悲しそうな顔しないの。いつかまた一緒に入ってあげるから」

「わかった」

 男は誘惑に弱い。

 幼女は自分たちの着替えと、僕の着替えを持ってくると、僕を引っ張りと洗面所へと連れてった。

 ストーンという音が聞こえてきそうな勢いで、彼女たちがきてたワンピースは地に落ち、子ども用ぱんつを投げ捨て、お風呂場に突貫。

 僕は脱ぎ捨てられた服を洗濯かごに入れた(無論僕のも)。

 そこからは大変だった。じっとしててっていってもちょこまかするし、お風呂で遊びだすし、かなり時間がかかった。

 いつものこととはいえ、これを姉である彼女がほとんど一人で担当してるというのはすごく大変そうに思えた。

 だからこそ、僕もできる限り手伝おうと、月に何回か泊まってる。

 彼女には申し訳なさを見せられたが、彼女両親には歓迎された。

 未来の花婿とは仲良くしたいうんぬんだ。

 彼女はいつもそれで顔を真赤にして逃げる。

 両親が笑い、幼女が笑い、彼女は逃げる。

 優しい世界はここにあったんだ。

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家族になるかもしれないということ バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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