カンニングをして退学処分になり山奥の全寮制の共学の高校に編入してムフフもある生活になった。

霜花 桔梗

第1話 退学処分の原因人物にリベンジだ。

 わたしはこの高校を退学処分になり生徒会室の私物を回収していた。


 副生徒会長として責務をこなしていたが虚像であった。退学処分のわたしを見て、ヘラヘラと笑う生徒会のメンバー中で働いていたのだ。かつての威厳などなく。皆がまるで白い仮面をつけて笑うのである。


 その退学の理由はカンニングをしたのだ。消しゴムに色々書きこんでテストに望んだのだ。そんな子供じみたカンニングは直ぐに見つかり。教室から出され。職員室で立たされた。


「谷口、お前は退学処分だな」


 担任の先生から笑みが見える。どうやら、一発レッドカードであった。確かに入学時にすっぱく言われたが虚像を保つ為に行った行為である。


 多分、わたしを笑う人々は、わたしとなる人格が嫌いなのであろう。


 一人だけわたしの退学処分を聞いて泣いている女子がいる。


「嫌だよ、先輩、嘘だと言って」


 これも虚像の一つである。こんな女子が居るから勘違いをして破滅したのだ。成績も十位以内であった。それは睡眠時間を削って保っていたのだ。泣いていた、女子もわたしの味方をすればいいことなどない。わたしはわざと泣いている女子に冷たく当たり、その場を立ち去る


 これでいい、この高校に未練はない。


***


 この黒島学園は路線バスの終点から更に歩くのだ。とある村の更に奥地である。元々は全寮制の女子校であった。少子化の波を受けて共学になったのだ。


 肝心の寮であるが女子校だった名残で男女の堺はない。また、偏差値は高くバカには入れないのであった。ここで重要なのはこの黒島学園はまたの名を『リベンジ学園』と言う。


 陰陽術や黒魔術、ネイティブアメリカンのシャーマン術の授業があり。復讐心がある者しかいないのである。


 わたしの復讐の相手は生徒会長である、わざと生徒会の大量の職務を命令して期末テストの勉強時間を奪ったのだ。


 結果、カンニングをしてしまい。退学処分だ。生徒会長はわたしが自分より成績がいいのが気にくわなかったのだ。

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